パニック障害は周囲の人に迷惑をかける? いやいや・・・・ パニック障害が治った体験談のブログ
パニック障害と人間関係の悩み
パニック障害の様々な副産物の一つに、周りの人への気兼ねがありました。
パニックは周囲の人の協力や理解がないと生きていくことが難しい厄介な症状デス。
周りの人は「いいよ、大丈夫、ゆっくり治そう」と言ってくれたけれど、私は本当に申し訳なく思っていました。
今まで仲が良かった友人が離れていくんじゃ? 彼氏も愛想を尽かしているんじゃないかしら・・・・
家族は厄介者だと思っていないかしら・・・・ もしいきなりパニック発作があったら、周りの人は引いてしまうんじゃないかしら そうしたら私に近づく人なんかいなくなるかも・・・・ 救急車を呼んで全く以上がない(パニック障害だから肉体的な疾患は見つけられない)から、余計迷惑を救命士や医者、看護士さんにかけるんじゃ・・・・・
こんなことばかり考えるようになっていました。
人間関係の悩みでも苦しむように
PDだけでも大変だし、予期不安に苛まれて苦しいのに、人間関係のことまで大変な思いをしてしまっていました。
「そんなの気のせいだよ。誰も迷惑なんか感じていない。○○(私の名前)は○○のままでいいんだよ。あんまり考えると心も体も良くないよ」と言ってくれても、私の劣等感と申し訳なさは、素直に受け取れませんでした。
しまいには、勝手に「あ、この人、今迷惑そうな顔をした、私がこんなだから・・・・」と悩んでしまうまでになりました。
パニック障害になる前は、そんなことは感じたことはありませんでした。
私自身が人の厄介者とか迷惑だなんて思ったことなんかなかったのです。
これも立派なパニック障害の副産物です。
お互いに迷惑をかけるのが本当の人間関係だと思います
みなさんはどうですか? 申し訳ないと思って生きていますか?
パニック障害が完治した今、勝手な私の思い過ごしだと思っています。
生きている以上、お互いに迷惑をかけるし、それが人間だし、人間関係なんだと思えています。
困った時はお互い様! たまたま私がお世話になる番が先に来ていただけ。
だから、周囲に気兼ねすることなんかないですよ。
人に気兼ねしすぎて、パニック障害が悪化することが一番いけないんです。
それもストレスになりますから。
ここはしょうがないと思って、周囲の愛情に甘えて、パニック障害を焦らず克服するために邁進していきましょう。
それが一番の恩返しです。
私の家族や彼氏、友達は、みんな私が克服したことを本当に喜んでくれました。
このとき私は生きていて良かった、産まれてきて良かったと心底思ったものでした。
このことだけでも、これから先、一生生きていく勇気をもらったし、一番の宝物です。
中にはパニックの時期に私から離れていった友人もいました。彼女の前で発作を起こしてからです。
しょせん、それまでの関係だったということです。あるいはパニックとは関係ないところで私から離れていったかもしれませんし。
当時は気に病みましたが、支えてくれた人の励ましと温かい見守りがあれば、何でもなかったです。
同じ経験をした人は引きずらず、人に気兼ねなんかしないで、自分を主体にして生きていきましょう。
そしてパニック障害に立ち向かっていきましょう。
ほんとうにそう思っています!(^^)!
追記ですが、パニック障害という先が見えない状況にいらいらすることもあると思います。
そして家族や周りの人たちにその苛立ちをぶつけることもあると思います。
私も苦しさのあまり、気持ちをわかってくれない(と勝手に思って)家族にその鬱憤をぶつけてしまったことが結構あります。
その都度、後から自己嫌悪に陥って、落ち込んでいました。
でもそうしてしまったとしても、自己嫌悪に陥らないで!
気持ちが落ち着いたら、謝ればいいんです。それだけです。
ギリギリいっぱいの精神状態なんだから、人間なんだし鬱憤をぶつけたくなります。
でも自分を責めないでください。自己否定しないで。
あとから感謝の気持ちを伝えればいいんです。
マイナス思考にとらわれたら、治る症状も治りません。
人間関係の悩みで余計苦しむのだけは避けましょう。
悩みはパニック障害のことだけでいいですから。