過換気症候群 私の体験記 パニック障害が治った記録

パニック障害の種類 パニック障害と言っても、さらに細かくわけられるみたいですね。 予期不安や広場恐怖症はセットでついてくるのは当然として、過換気症候群とか乗り物恐怖とか外食恐怖とか色々あります。 私のパニック障害の最初の症状は「過換気症候群」というものでした。

思えばすべての苦しみの始まりは、息苦しさから始まりました。ダムの水が決壊する前の段階です。 そしてついに決壊しました。パニックに陥ったのです。 それまで平穏無事で明るい未来の兆候もあった私の人生が、急激に暗転しました。 これからの私は、常にパニック発作に怯える人生になりました。 いつも恐怖と不安と心配事ばかり。 何の気兼ねなしに楽しめていた人生が、「あれもできない、これもできない、あれもダメ、これもダメ」の人生になってしまって、私はパニック障害になったことへ、パニックになってしまったのです。 過換気症候群と最初のパニック発作 最初は、胸を締め付けられるような、息苦しさになり、まるで水の中でおぼれているかのように息が吸えなくなりました。吐くこともままなりません。 「やばい、死ぬ、死ぬ、死ぬ!!!」 ますます体は異常なほど硬直し、まさにパニックを起こしました。 動悸もひどくなり、激しく早く脈打ち、死の恐怖を意識しました。 いつまで経っても収まらないため、これが続くことへの恐怖でさらに発作が増しました。 心臓発作だと思った私は、「このまま死んでいくんだ、やだ、どうしよう!」とすっかり恐怖の虜になってしまいました。 このパニック発作は数分だったかもしれません(覚えていません)が、永遠に続くように思えました。 この数分は私にとって全世界でした。この世の終わりだと感じました。 忘れもしません。電車の中で起きたことでした。電車は空いていたので救急車騒ぎにはなりませんでしたが、このときパニック障害とは思いませんでした。 何の異常もない体、現実にある不安感と症状 電車を降り、タクシーで近くの病院に駆け込みました。でも異常なしですヽ(。_゜)ノ

最初は精神的な要因だとは思わず、内科や呼吸器系の病院に通ったりしました。 でも心臓にも肺機能にも疾患はありませんでした。(?_?)ナゼ・・・・ 私のパニック発作の発端、過換気症候群は、突然呼吸が乱れ、息苦しくなり、死んじゃう!という恐怖をおこすパニックです。 たぶんいろんなPDの人のブログを読んでいると、過換気症候群が一番多いみたいですね。 急に息苦しくなり、胸の圧迫感がものすごくて、訳がわからなかったです○_○; 特に女性に多いみたいです。 パニック障害で死なない、でも死の恐怖を味わいます 医者や後に相談した心理カウンセラーは死ぬ訳じゃないと言います。 たしかに死ぬわけではないけれど、なった人にしかわからない恐怖です だから予期不安に次から襲われるし、広場も乗り物も人混みも苦手になってしまう。 そちらのほうが実はやっかいかもしれません。

日常生活が破壊されるからです。人に迷惑をかけてしまうからです。 『死ぬわけじゃない! 大丈夫! 平気!』という自己暗示

アドバイス通り、死ぬ訳じゃないとおまじないのように私は常に自分で言い聞かせていました。 どれだけ自己暗示をかけたでしょうか。 結果的に全く無駄だったですが、とにかく私は助かりたかった! でも、理性を超越するぐらいの恐怖を与えるのがパニック障害ですし、恐怖に支配された私の心、無意識に自己暗示なんか効くはずがありません。 怖いことに、助かるための暗示は、恐怖の感情で支配されている人の無意識には、逆効果になってしまうとのことです。 なった人じゃないとわからないパニック障害のこと お医者さんやカウンセラーの先生の冷静なアドバイスは、そりゃ、死ぬ!とさらにパニックを引き起こすよりマシですし、心構えは必要です。 ただ「死ぬ訳じゃない」とさらっと言われるとなんだかな~なんて思っちゃいました。 「大丈夫、大丈夫」と自分で言い聞かせてもムダだったし、いざそのときになると理性がふっとんじゃいます。 メンタルヘルスは、なった人で同じ経験をした人が先生でないと、ほんとうのところで理解し合えないものだと思っています。 それはお医者さんたちもよくわかっていて、向精神薬を出すことで治療しようとします。 ここにパニック障害治療の難しさがあると思います。 過換気症候群を解決した方法 私が過換気症候群を克服できた∈^0^∋のは、 まずは ・頭の理解 「死ぬ訳じゃない」ということ(客観的に冷静に捉える必要性)

・パニック発作への図太さを身につける 「勝手になっていろ!」という感じ

・体の硬直を避けるために、毎日懸命にストレッチ運動とトランス呼吸法をやりこなしたこと

・パニック障害になる心理的要因を頭で理解し、なって当然だったと心から納得する(パニック障害ルーツ分析)

・恐怖の感情に呑みこまれてしまうため、心の表面に言い聞かせるのではなく、無意識部分へ暗示をたたき込んだこと。そうすると、気構えも覚悟も一本芯が通ったように心強く感じました。ちょっとやそっとでは動じないぞっていう覚悟を持てるように。

・過換気症候群が起きた場所へ行ってみて、その環境、場面になれる(トラウマ克服)

・私の心の底に追いやってきた心の抑圧の解放、発散(無意識の問題解決)

おおざっぱですが、これらをやることで、パニック障害、過換気症候群が改善へと向かいました。 日常でできることは、とにかく体を柔らかくして起きましょう。運動やストレッチは欠かせません。 ぐうたらの人は、あきらめて、精進をしましょうp(^^)qガンバッテ! パニック障害解決に理屈は通用しません。感情の処理が必要です あとPDや過換気症候群は、理性<恐怖という感情で、冷静な頭がなくなってしまうことから生じます。 もしそこで客観的に冷静に対処できたならば、パニックにはなりません。 恐怖に支配されてしまうから、自分でパニックをもっと誘発してしまいます。 頭で言い聞かせてもいざとなればすべて吹っ飛びます。頭真っ白です。 向精神薬を服用することで発作を起こさなくする方法もありますが、根本を治せないため、時間稼ぎとなります。 真に克服したいのであれば、もう一つの私達の心である無意識が恐怖感に支配されないようにしないといけません。 それができたら、発作は起きなくなりましたし、起きそうになっても、いつもより恐怖がないから、コントロールが可能でした。 もっと感情部分をつかさどる脳の奥深くから、暗示を入れ込まなくちゃ、なかなか難しかったです。 私が実際に無意識の問題を解決した方法 無意識の問題解決のベースとなるのが呼吸法、そして私の場合、さらにトランス状態を深め潜在意識の問題原因を表出させられる岩波先生の心理療法を受けたことでした。 それらが大きな克服の一歩となりました。 理性を越えたもっと感情の奥深くのレベルに暗示を浸透させて、抑圧をしていたものを解放させて発散させたり、パニック障害の原因を突き止め、自分の中で納得することで、トラウマを外していきました。 そのためには、まずは頭で理解することが必要です。 自分なりのパニック障害ルーツ分析をすることをおすすめします。 なってもおかしくなかったな~なんて思えれば、かなりPDや予期不安も軽減されます! なった原因がわからなくても、パニック発作が起きた後に、パニック障害に入ってしまう流れはしっかり把握しておいてください。 誰でも恐怖の体験(トラウマ)があったら、次から身構えたり、パニックになりやすい体質になったり、予期不安が常に出てきたりします。 私だけがパニックになったわけじゃなくて、誰でもトラウマがあったらパニックが起きるんだという認識です。 これが私の心に落ち着きを与えてくれました。 過換気症候群の他に、私はいろんな症状を持ってました。 のちのちそれらの体験談を書いていきたいですe(o^ュ^o)g

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